退院します -柴犬の出産-
先月院内で出産をした柴犬がいます。
飼主さまのご都合で、1か月と少しお預かりをいたしました。
誕生の日から1か月と10日間。
お母さん犬がとてもよくお世話をしたので、ムチムチのとてもかわいらしい子に成長しました。
そしてとうとう明日に母子ともに退院します。
初産だったお母さんにとって、赤ちゃんが1匹だけだったのは幸いだったのかも知れません。
毎日お乳をあげて、体中をせっせと舐めてあげて、鳴き声がするとすぐに飛んで行って、そしてここまで大きく育て上げました。
飼主さまはご高齢でいらっしゃって、他にも柴犬を飼われています。
予定外の出産でしたので、ある程度長めにお預けを希望されました。
生まれた直後にご面会にいらっしゃって、目を細めて笑顔で会っていかれました。
その後も何回かこられて、お電話でもどうしていますかとのお問い合わせがあり、それに応えながら。
それにしてもよくここまで育てたものです。
はじめは目も見えない耳も開いていない仔犬でしたが、今ではすっかり小さな柴犬で、赤ちゃんというかんじはなくなりました。
お母さんのご飯も奪い取って食べてしまうこともあります。
いなくなると寂しくなりますが、これから暮らして行くお家に帰って行く訳ですので、おめでたいことだと歓迎しなければなりませんね。
本当は明日だけど。
退院おめでとう。