高齢犬の全身麻酔 - 乳腺腫瘍 –
残暑が長く長く続くとの予報ですが、日によっては、朝晩は過ごしやすくなってきました。それでも、朝から真夏のような空気にため息をつくこともあり、秋が待ち遠しくなります。
17歳になったばかりの犬に乳腺腫瘍ができました。
高齢犬ではありますが、全身麻酔下で手術をして取り除き、抜糸も終わって元気に過ごしています。今回は、その過程のお話です。
この高齢犬の飼い主さんは、胸の腫瘍に気づかれて来院されました。笑顔ながらも不安そうです。まだ家族として迎えたばかりの小さな頃から診ている子で、17年ものお付き合いがあります。