日本橋動物病院だより

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アメリカ研修-3-

研修は計4日間あります。

はじめの2日間がTTAと呼ばれる膝の靱帯を傷めたときの治療(手術)です。あとの2日間は骨折の治療です。ここではALPS(アルプス)と呼ばれるチタン製のプレートを使います。

まずはTTA。初日を迎えました。
ホテルはビジネスホテルのようなことろで、朝食は適当に用意されていたものから取り分けて頂きます。卵とベーコンとパンなど。カフェテリアには数名の宿泊客がいますが、どの方が今回の研修参加者かはわかりません。研修の案内ではこのホテルが宿泊先として推奨されていましたから、この中にも研修参加者はいるはずです。

朝7時30分。ホテルのロビーでバスを待ちます。
バスに乗り込み、研修を受けるオクエンドセンター(Oquendo center)と呼ばれるところまで行きますが、おおよそ5分で到着。

受付で名札を受け取り、席につきますと、隣はこの研修の最高責任者のDr. Tepicでした。とても有名な先生です。

参加者は同年代や年上が多いように思いました。かなり多くの国からの参加者がいるようです。アジアからは、日本からは僕一人、香港から2名、韓国からは大学の先生が1名でした。あとは、ニュージーランド、オーストラリア、スペイン、ポルトガル、フィンランド、UK、ギニア、など。もちろん、アメリカからも。だいたい25名くらいです。
同じアジアからですと、とりあえずお近づきになりやすいですね。何となく。

研修は講義と実習と実際の手術で構成されていまして、最終的には手術をした犬のレントゲン検査をして手術の出来具合を評価します。
今日は初日、講義と骨の模型を使ったトレーニングです。

朝8時から始まった研修は、休憩やランチの時間はありますが、気がつけば夜の6時を過ぎていました。

夜は懇親会があります。
ラスベガスに行ったのに、街を見ることなく帰るのかと思っていましたが、この懇親会では町中に出かけることができました。
町中のレストランでは大きめの部屋にテーブルが5つほどありまして、それぞれ好きな席に座れます。僕の席にはニュージーランド、スペイン、香港、韓国、アメリカ、などからの方々がいまして、いろいろなお話を楽しみました。
最後にバスがもう来ているというところで、「日本の酒を飲んでみようよ」と言われ、日本酒が運ばれてきました。
僕は普段お酒を飲みませんから、これはおいしいお酒なの?と聞かれますが、返答に困ってしまいました。見たこともない、六角形の黒い瓶に入っていて、sakeのように書いてあります。
お酒を飲むと眠れなくなってしまうこともありますが今回はよく眠れました。

また第2日目が始まります。