日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

大阪に行ってきました

今年も残すところあと1週間ほどですね。
クリスマスから年始3日ほどまでの間がすきです。
イベントを楽しんでいる方々が多いですし、どこも人でいっぱいで活気があるところでしょうか。
僕はいつも特にこの時期、何とも言えない緊張感が続きます。
このような緊張感はこの時期に限らず常にあるのですが、毎年この時期は必ずいつもよりも高い緊張感を実感します。これは理由はわかりません。
もしかすると、1年のここまでの道のりを総括するような、いわゆる有終の美というようなものを期待しているのかも知れません。
そして明けてからはその年のスタートですので特に慎重になるのかも知れません。ただ単純なのかもしれませんが。
今年はいろいろな新しい出来事が多くありました。
どれも大変に貴重で、大切なことばかりでした。
おそらくは今後の人生の中でも思い出に残る年だったと思います。
そしてきっと来年もそのような年になりそうです。
そして、大阪に行ってきました。
胸部外科のセミナーです。
肺、気管、心臓、そして胸部食道の手術です。
とても役に立つ器具を使ったり、リスクの高い手術を安全性をもってできるような手法をアメリカ人獣医師に聞きました。
ほぼ1日がかりの手術でした。
定員20名。外科を中心に行っている動物病院の獣医師が集まっていました。
普段診療に来られる飼い主様方の多くはうちでどのような手術が行われているかはご存知ない方がほとんどかも知れません。
今後はどのようなことができますよ、と言ったお知らせの場も設けてみたいと思っています。
来年のことですが、2月にアメリカの外科のワークショップに参加します。
神経外科と膝関節の外科をやってくる予定です。
どちらも整形外科に分類されるものです。
神経外科はアイオワ州立大学で、膝関節の外科はラスベガスで行います。
神経外科では頭と首の関節、椎間板ヘルニア、腰の関節の手術を行いますし、膝関節は前十字靭帯の断裂のときに行われるTPLOと呼ばれる手技を行います。
今までも当院で行っている手術もありますが、今回挑戦者として新しい方法が少しでも発見できればと期待しています。