愚の如く
久しぶりの更新です。
いつも途中まで書いては次の仕事が入り、次に書くときにははじめの思いが薄れてしまい続きを書けずの繰り返し。今日は最後まで書く覚悟です。
アップル社のスティーブ・ジョブズ氏がこの世を去り、自伝やその他彼についての情報が増えてきました。なぜか思い入れがある人物で、自分自身、会ったこともない外国の方になぜ思い入れを覚えるのか不思議ですが、彼にはそのような思いがあります。
大学生のときに、かなり昔のことですが、懸命にアルバイトで作った蓄えで購入したのがアップル社のマッキントッシュというコンピュータでした。その時はwindowsの時代でしたが、どちらにするかの迷いはなく、当然のように選択しました。大学の研究室では学生達が自分で購入したマッキントッシュが各々の机の上に置かれていました。
先輩も、同期の学生も、そして後輩も。そして、研究室の物も、教授や助教授の物も全てがマックでした。
大学を卒業し、一度取り扱うファイルの互換のためにwindowsを購入してからずっとwindowsPCばかりを買い替えてきました。
それからこの動物病院を開院するときに、マックかwindowsPCかを選ぶ中で、いろいろな将来計画の中でどうしてもマックではなくてはならない理由があり、マックを再度使い始めてからはすっかりと虜になりました。
マックをwindowsと比較してとてもすばらしいと感じる一つに、シンプルであることがあります。
どちらも使ったことがあるとよくわかるのですが、とても使い勝手が良い物です。
ジョブズ氏が語ってた言葉に、「シンプルであることは、複雑であるより難しい」というものがあります。まさのそのとおりです。
さらに、彼が語った言葉の中に、Stay hungry, Stay foolishというものがあります。
ハングリーであれ、愚か者であれ。
これは「愚の如く、魯の如く、只能く相続するを主中の主と名づく」のことであると言われますが、今の僕にはとても大切にしたい言葉です。
自分が一生懸命にやっていることがもしかしたら愚かなものかもしれないと不安になることがありますけれども、この言葉に励まされることがあります。
コツコツと一つのことを続ける人が最も強い。
いつも心においておきたい言葉です。