日本橋動物病院だより

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歯周病

明日、8月10日(水)から12日(金)まで夏期休診いたします。
皆様にはご迷惑をおかけいたします。
可能な限り急患対応をさせていただきます。
8月20日(土)、21(日)は歯科研究会の研修会に参加します。
院長は不在ですが、診療は通常どおり行います。
ワンちゃんの歯周病でのご相談が増えてきています。
おそらくは関心をお持ちの方が増えてきているのだと思っております。
口臭を気にされてのご来院も多いですし、とりあえず歯は大丈夫?という質問を多くいただきます。
口の中を見ますと、そのほとんどに歯周病が見られます。
よく使われる統計なのですが、3歳以上のワンちゃんの80%は歯周病だと言われます。
そうなりますと、ほとんどが歯周病で、そうではない子が少ないということになります。
ワンちゃんの歯磨きをしっかりとされている場合でも年齢とともに歯周病が見られる子が増えてきます。
今回歯周病治療を行うのは8歳の子です。
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診察をして、口の中を消毒します。次に歯石を取り除きます。見えるところも見えないところも。抜かなければならない歯がありましたので、抜歯をして、歯が抜けて開いてしまった穴を縫って閉じます。
さらに1本ずつ器械を使って磨きます。そして口の中を洗浄して終わりです。
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実はきれいにすることは簡単です。
大変なのはこの後しっかりと歯周病を治すことと、その良い状態を維持することです。
数年のうちには処置前のようになってしまうことも少なくはありません。
またリセットが必要になります。
いつまでもきれいな歯でいたいものです。
歯の処置をいたしますと、多くの子が元気になったと飼い主さんから報告されます。
歯は歯だけのことでは終わらない。
それは確かなことのようです。