日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

雨ニモ負ケズ 夏ノ寒サニモマケズ

8月でも寒いくらいの日がありますね。
まるで避暑地にいるかのような、そんな感じがします。
僕はいつも自宅から動物病院まで自転車で来ています。
まあ、だいたい10分ほどでしょうか。
今朝もいつもの場所に自転車を止めましたらアブラゼミの鳴き声がしました。
しかしながら、たった1匹だけの声。
ちょうど自転車を止めたところにある桜の木の上に、立派なアブラゼミが止まっていました。
20110805
アブラゼミの生涯は6年と言われます。
そのうちほとんどを地中で過ごし、地上にいるのは1か月ほど。
6年前。
まだ、この子が卵だったときに、まさか地上に出る頃の周辺環境や気候が今日のようだとはだれにも予想されなかったはずです。
僕もまだ前職にあり、当院については開院の構想だけがあっただけです。
地上に出たこの子は他の夏を知ることもなく、この夏がすべてなのですね。
いつもと違い涼しい日も多い夏です。
それにしても、なかなか蝉の鳴き声を聞かない夏です。
しかしながら、この蝉の鳴き声はまるで他の仲間の分を補うほどに力強いものでした。
頑張れ、蝉くん。
今日も元気出していきましょう!