歯を抜いたら
今回は日曜日を休診させていただき、体育の日の月曜日を診療日といたしました。
日曜日にご来院いただいた方々もありました。
ご迷惑をおかけいたしました。
11日(祝:月)は手術が3件。
それ以外に歯周病で辛そうなネコちゃんの処置がありました。
口の中が痛いので、ついつい足で引っ掻いてしまう。
そんなネコちゃんが来院しました。
食欲があって、ご飯をモリモリ食べます。
でも、・・口の中が痛くて食べながらギャーと鳴きます。
よだれも多くて、拭いても拭いてもすぐに口のまわりがベトベトびなってしまいます。
飼い主さんも辛そうなネコちゃんの姿に心を痛めていらっしゃいました。
口の中をしっかりと調べるには全身麻酔が必要なことがあります。
今回もそうでした。
年を取ったネコちゃんです。
飼い主さんはお守りをネコちゃんとともにお預けになりました。
ネコちゃんのお部屋にお守りを置いて麻酔前の検査をします。
全身麻酔をかけて口の中の検査です。
奥歯を抜かなければならないことがわかりました。
そのネコちゃんにはあまり歯が残ってはいません。
左右の奥歯を抜いたら、結局上下に2本ずつの犬歯が残るのみになりました。
麻酔から覚めたネコちゃんはほとんどよだれをたらさなくなりました。
いつもだと、拭いたそばからよだれでベトベトするのだそうです。
結局処置の後で4時間ほど点滴をしましたが、ほとんどよだれがでませんでした。
飼い主さんはお迎えの時におどろいていらっしゃいました。
このまま帰ってもよだれが少なければいいのに。
そう期待を込めてお話しされます。
もっともっと長生きできますように。
麻酔にも耐えて何でも食べられる口に戻ったのだから。
1週間後の診察が楽しみです。
飼い主さんが元気なネコちゃんの姿を見て喜んでくださるだろうと思います。
痛くなければもっと食べて太るかもしれません。
食欲の秋ですからね。