10月10日は休診日
10月10日(日)は休診日です。
10月11日(祝:月、体育の日)は診療いたします。
今回は日曜日をお休みしまして、祝日(月曜日)を診療日とさせていただきます。
猛暑から一変、寒くなりました。
体調を崩すワンちゃんはいないだろうかと心配していましたが大丈夫なようです。
みんな元気ですね。
気温が下がり食欲が出た子もいますし、その前から食欲が落ちなかった子もいますし。
さて、最近皮膚炎でかゆい皮膚をかんでしまって、ぽっかりと皮膚に穴を開けてしまった子が続きました。このような場合、穴を単純に縫合しても付きません。
小さな手術なのですが、あいてしまった穴の周囲をきれいに切開してあたらしくなった皮膚断面同士を縫合します。
今回は続きましたが、滅多にみるものではありません。
ここまで重い状態になるのは、年齢的な影響やその部分の皮膚に何かしらの原因で麻痺が起こっている場合が多いものです。
かゆくて掻くを超えてしまって、皮膚をかみ裂いてしまったものです。
この治療をしながら、かゆみの治療もあわせる必要があります。
ぽっかりと開いてしまった傷口に飼い主さんも心を痛めていらっしゃいますが、ちゃんと治ります。
同じところをずっと舐めたり、かんだりするときには注意が必要ですね。
まずはかゆみを治す治療から。
9月、10月はアトピー性皮膚炎の症状が目立つようになる時期です。
実際に9月からかゆみで来院される方が増えています。
ワンちゃんのアトピー性皮膚炎の原因(抗原)はヒトの場合とかなり似ています。
実は症状や、かゆくなる部位も似ています。
その抗原検査をしますと屋内にあるカビやハウスダストマイト(ダニ)がかなりの高い率で検出されます。
9月、10月にはこのカビやハウスダストマイトが増えることがわかっています。
シャンプーやスキンケア、そしてお薬をうまく組み合わせまして、よい状態をつくれるようにしています。残念ながら治る病気ではありませんが、かゆみを減らしてよい状態をつくることは比較的簡単です。
かゆみでお困りの時にはご相談くださいね。