日本橋動物病院だより

日本橋動物病院だより

ラブ爺さん

また、今日も雨ですねぇ。
明日は晴れるようですよ
プラス思考の方、マイナス思考の方、いらっしゃると思いますが、同じ物を見ても、物事について考えても、楽観的にとらえたり、悲観的にとらえたり。
ワンちゃんが、尾っぽをブンブン振って、喜びを体全体で表現しているときに、これを悲観的に捉えることはあまりないことだと思います。
しかしながら、黙ってじっとしているワンちゃんを見たとき、その子がニュートラルな状態だとすると、これはその姿を見る人によって、楽観的にも悲観的にも捉えられるかも知れません。
「今日は暖かくて気持ちがよい日だな〜」ともとれるかも知れませんし、「遊んでもらえなくて退屈だよ〜」ともとれるかも知れません。
物言わないワンちゃんだけに、飼い主様や周りの方々のとらえ方によって、楽しそうに見えたり、退屈そうに見えたりするかも知れません。
もしかすると、捉え方の違いは、その人のその時のお気持ちに近いものがあるのかもしれません。
往診先で紹介され、本を頂きました。
09111401
老犬の介護生活を明るく楽しく過ごされた方が書かれた本です。
サブタイトルには「あかるい老犬介護のすすめ」とあります。
タイトル 悪犬 ラブ爺の愉快な一生
著者   青木 かをり
文芸社  1500円+税
お気付きのとおり、ラブ爺はラブラドールです。
大型犬の老犬介護は本当に大変なことなのですが、あかるく、たのしく過ごされた日々が綴ってあり、読む方も元気になります
帯にはこう書かれています。
老犬介護と言うと、ちょっと暗く辛いイメージがありますが、
我が家の、モットーは介護生活は明るく楽しく。
限られた時間なのですから、泣きながら過ごすよりは、
笑いながら過ごした方が良いではありませんか。
(一部抜粋)
生活環境やどうぶつ医療がよくなっていますので、年齢を重ねたどうぶつ達が増えてくると思います。
介護生活を多くの方々がご経験されることもあるでしょう。
その子と出会えたことは奇跡的な偶然かもしれません。
その出会いや、これまで過ごした時間を、介護生活で辛い思い出にしてしまうのは、お互いに望まないことでしょう。
明るく、楽しく。
介護生活に限らず、プラス思考、ボジティブ・シンキング、楽天主義、楽観主義。
どうぶつ達との生活が楽しく、明るく、続きますように。