10年以上
最近は朝晩の温度が日々違いますので、シャツだけで外に出ると、もう1枚着ておくべきだったと思うことがあります。
今朝がまさにそうでした。
先日、新規のワンちゃんが来院されたときのことです。
いろいろとお話をする中で、僕の出身大学をお尋ねになりました。
この方は他県にお住まいだったのですが、今は都内にもご自宅をお持ちで、行ったり来たりされるようです。
他県で診察を受ける動物病院には担当の獣医師がいらっしゃるようです。
その動物病院の先生が東北にある国立大学の出身者ということで、めずらしいと思われているようでした。
獣医学を履修できる大学は全て6年制ですが、だいたい4年生くらいから研究室配属と言いまして、いわゆるゼミのようなところへ所属します。
この研究室には、内科学、外科学、解剖学、微生物学、生理学、病理学、公衆衛生学、薬理学、などなどいろいろなものがあります。
どの研究室に所属するかで、その後の専門が変わるということはありません。
内科学の研究室に所属することで、外科ができないとか、公衆衛生学にいたから、内科も外科もわからないとか、そのようなことはありません。
単純に、学生時代にどの分野に興味をもって、知識を深く掘り下げるような研究をするかが違うだけです。
僕は病理学の研究室に所属していました。
ここでは腫瘍の組織診断を中心とした、病気の起こり、分類、などなどを行います。
肉眼で調べたり、顕微鏡で調べたりして病理診断をします。
研究室には、4年生、5年生、6年生がいることになります。
さらには、大学院生や留学生、当然ながら、教授、准教授、などなど。
その他県の動物病院の先生は僕の大学時代のしかも病理の先輩だということがわかりました。
学年が1つしか違いませんから、僕が5年生の時の6年生で、いろいろとお世話になり、また、その明るい先輩のお陰で楽しい研究室生活を過ごすことができました。
早速大学の病理の研究室に連絡をして、その先生の連絡先を教えてもらいメールしました。
その先生の動物病院のHPもわかり、拝見すると、・・・10年以上経つのに変わっていない。
近いところなので、お会いできるのではないかと期待しています。
飼い主様がつないでださった再会へとつながるエピソードでした。