7月7日 七夕
ベガとアルタイルが1年に1度だけ出会う日。
しかし、雨だと逢えない。
梅雨の晴れ間。
今日は真夏のようでした。
そのような中、院内セミナーを実施しました。
テーマはワクチンです。
常日頃取り扱っているものですが、新しい知見を求めて、メーカーの方に来て頂きました。
メーカーから2名来ていただき、1時間半ほどお話をしていただきました。
ワクチンは1年に1度だけなのか。
「他の動物病院では3年間大丈夫だと聞いた」そのような声もあります。
実際には、このメーカーの場合、本当はどれくらい空けても大丈夫なのかを調べるところだということでした。
そのような調査が行われると、1年に1度でないとやっぱりダメという結果が出るかも知れませんし、3年に1度でも大丈夫だという結果が出るかも知れません。
現在のところ、7-8種類の混合ワクチンについて、その一部であるレプトスピラ症のワクチンは、1年以内に接種するのがよいとされています。これは海外でも同様です。
レプトスピラ症のワクチンの効果は1年以内に低下する結果が出ているということです。
少なくとも、レプトスピラ症を含む7-8種類の混合ワクチンをするならば、3年間空けて接種するのはよくなさそうです。
現在出ているデータだけから判断しますと、レプトスピラ症を含まない2-5種類の混合ワクチンを3年に1度にして、レプトスピラ症のワクチンを半年から1年に1度は接種するのがよいのかも知れません。
まだ日本国内の充分なデータがありません。
当分は1年に1度の接種がよさそうです。
ベガとアルタイルのように。