来春の準備
午後の手術の時間に、来年の春から一緒に仕事をすることになる、(現在はまだ学生さんですが)先生が来てくれました。
今日の午後にあった2つの手術を見学して帰っていきました。
僕と同じ大学の、しかも同じ研究室(いわゆるゼミ)の後輩にあたります。
とは言いましても、僕が大学を卒業してから既に10年以上経ってますし、大変な優秀な学生さんですので、一方的に後輩などとは言えない感じがしますが。
僕の大学では、この時期に卒業論文発表会があります。
それまでは論文のプレゼン準備を行います。
そして、やっと論文発表が終わると、年明けからは獣医師国家試験の勉強が始まります。
国家試験は3月のはじめですので、実質60日間ほどの集中的な詰め込みを行います。
これは現在でも変わっていないようです。
今回は卒論発表会を終えて、国家試験の勉強を始める前に、ご実家に帰る用事があるとのことで、立ち寄ってくれました。
意外なことに、東北にある僕の出身大学の学生さんが獣医師国家試験を受験する会場は早稲田大学です。
3月のはじめ国家試験前日に、早稲田大学近くのホテルにクラスメイト全員が泊まりました。
クラスメイト全員と言いましても、僕の時は30名ほどでしたので、小さな団体です。
今年の6年生は35名とのことでした。同じように早稲田大学で試験を受けるようです。
国家試験に合格しなければ、就職も何もないのですが、彼にはそのような心配は必要ありません。必ず、来春には一緒に仕事ができると思います。
彼自身も来春を本当に楽しみにしてくれているようで、それが嬉しい限りです。
僕ははじめに大きな病院で仕事をしました。
いろいろなことを体験させていただきました。
彼ほど優秀な学生さんが、なぜうちのような獣医師一人の動物病院に来てくれるのか気になるところですが、大きな動物病院も見学をしたとのこと。
これもご縁だと、神様に感謝です。
来年はさらなる発展の年になります。
獣医療のレベルをあげて、日々どうぶつ達や飼い主様と向き合いたいと考えております。